「何を書けばいい?」はAIに聞こう

「何を書こう…」と悩むのは、今日で終わりにしませんか

「何を書こう…」と悩むのは、今日で終わりにしませんか

「ホームページを更新しなきゃ」——そう思いながら、パソコンの前で手が止まる。

書く気はあるのに、何を書けばいいのかが分からない

思いついたときにまとめて2〜3本書いて、そのあと数か月放置。気づけば最終更新日が半年前……。

もし心当たりがあるなら、安心してください。

これは中小企業の経営者やWeb担当者に非常に多いパターンです。

そして原因は「ネタがない」ことではありません。

「ネタを見つける仕組み」がない

「ネタを見つける仕組み」がないだけです。

この記事では、AIを"編集会議のパートナー"にして、ネタ切れを根本から解消する2つの方法を紹介します。

  • 方法1:毎月10分の「AIネタ出し会議」——月初にAIと対話するだけで、その月に書くべきテーマが決まる
  • 方法2:年間コンテンツカレンダーの作成——一度やれば1年分のネタが見える化される

どちらもAIを使えば10〜30分で終わる作業です。

「計画的な情報発信」と聞くと大げさに感じるかもしれませんが、仕組みさえ作れば、もうネタ切れで悩むことはなくなります。

【方法1】月初10分のAI「ネタ出し会議」

【方法1】月初10分のAI「ネタ出し会議」

なぜ「月初10分」が最強の習慣なのか

ネタ切れのストレスが大きいのは、毎回ゼロから「何を書こう?」と考えるからです。

月初にたった10分だけAIと"作戦会議"をすると、3つの変化が起きます。

  1. ゼロから考えるストレスが消える——AIが10個のテーマ候補を出してくれるので、「選ぶだけ」になる
  2. 季節やイベントに合ったタイムリーなネタが出る——月の予定を伝えるだけで、旬の話題を提案してくれる
  3. 「今月はこの3本」と決まるだけで行動できる——やるべきことが明確になると、人は動ける

この10分の会議を、毎月1日の朝イチなど日時を固定するのがコツです。

カレンダーに「ネタ出し会議 10分」と入れておけば、歯磨きのように自然な習慣になります。

AIネタ出し会議の進め方【3ステップ】

AIネタ出し会議の進め方【3ステップ】

【ステップ1】AIに「自社の情報」と「今月の予定」を伝える

ChatGPTやClaudeなどのAIチャットを開き、以下のような情報を伝えます。

箇条書きのメモで十分です。

  • 業種と主なサービス
  • メインのお客様像
  • 今月の予定やイベント(セール、展示会、繁忙期など)
  • 季節的なトピック

【ステップ2】テーマ案を10個出してもらう

【ステップ2】テーマ案を10個出してもらう

以下のようなプロンプト(AIへの指示文)をそのままコピーして使えます。

【プロンプト例①:ネタ出し会議】

あなたはWebマーケティングのプロの編集者です。
以下の情報をもとに、今月ホームページに掲載すべきブログ記事のテーマを10個提案してください。
それぞれ「タイトル案」と「想定読者が読みたくなる理由(1〜2行)」をセットで出してください。

【業種】(例:住宅リフォーム業)
【主なお客様】(例:築20年以上の戸建てに住む40〜60代の夫婦)
【今月の予定・イベント】(例:5月はGW明けでリフォーム相談が増える時期。月末に地域の住宅相談会に出展予定)
【季節の話題】(例:梅雨入り前の外壁・屋根点検の需要が高まる)
【過去に書いた記事の傾向】(例:施工事例紹介が多く、お役立ち情報系が少ない)

AIは数秒で10個のテーマ案を出してくれます。

【ステップ3】3〜4個を選んで「今月の更新リスト」を確定する

【ステップ3】3〜4個を選んで「今月の更新リスト」を確定する

10個すべてを書く必要はありません。

「これなら書けそう」「お客様に聞かれることが多い」と感じたテーマを3〜4個選び、今月の更新リストとして確定しましょう。

メモアプリやスプレッドシートに書き出すだけでOKです。

選んだテーマの「構成案」もAIに作ってもらう

選んだテーマの「構成案」もAIに作ってもらう

テーマが決まっても、「さて何から書き始めよう」となることがあります。

そこで、選んだテーマごとに記事の構成案(見出し+各見出しで書く内容のメモ)もAIに依頼しましょう。

【プロンプト例②:構成案の作成】

以下のテーマでブログ記事の構成案を作ってください。
H2見出しを3〜5個、それぞれのH2の下に「この見出しで伝えるポイント」を2〜3行で書いてください。
想定読者は、住宅リフォームを検討中の一般の方です。

【テーマ】梅雨前にやっておきたい外壁チェック|自分でできる5つの点検ポイント

構成案があれば、あとは各見出しの中身を埋めていくだけ。

ゼロから文章を組み立てる苦労が大幅に減ります。

実践イメージ|工務店A社の「5月のネタ出し会議」

具体的なイメージが湧くように、架空の工務店A社を例に、ネタ出し会議の流れを見てみましょう。

A社の状況: 地域密着の工務店。新築よりもリフォームが主力。お客様は40〜60代の持ち家世帯。5月はGW明けから相談件数が増える時期。月末に地元商工会の住宅フェアに出展予定。

A社の社長がAIに送ったプロンプト

うちは○○市で住宅リフォームをやっている工務店です。
お客様は40〜60代の持ち家の方が中心です。
5月はGW明けでリフォーム相談が増えます。
月末に商工会の住宅フェアに出展します。
梅雨入り前なので外壁や屋根の相談も増えそうです。
今月ホームページに書くべきブログ記事のテーマを10個提案してください。

AIからの提案(抜粋)

  1. 梅雨前にやっておきたい外壁チェックリスト
  2. GW明けはリフォーム相談のベストタイミング?その理由
  3. 住宅フェアで聞かれる質問トップ5を先取り解説
  4. 「うちもそろそろ?」築年数別・リフォームの目安一覧
  5. リフォーム見積もりで損しないための3つのポイント
  6. ……(以下省略)

社長の判断: 1・3・5を選択。「フェアの集客にもつながるし、お客様によく聞かれる内容だから書きやすい」。

ここまでわずか10分。月の更新テーマが決まり、あとは週1本ずつ書いていくだけです。

【方法2】年間コンテンツカレンダーをAIに作ってもらう

【方法2】年間コンテンツカレンダーをAIに作ってもらう

なぜ年間カレンダーが必要なのか

方法1の月次ネタ出し会議だけでも十分効果はありますが、年間カレンダーを一度作っておくと、情報発信のレベルがもう一段上がります。

  • 場当たり的な更新から脱却できる——年間を通じて「今は何を発信すべき時期か」が一目で分かる
  • 繁忙期の前に先回りした発信ができる——例えば7月が繁忙期なら、5〜6月に関連記事を仕込んでおける
  • 発信の偏りに気づける——「施工事例ばかりで、お役立ち情報が全然ない」といった課題が見える

年間カレンダーの作り方【3ステップ】

年間カレンダーの作り方【3ステップ】

【ステップ1】自社の年間情報をメモに書き出す(10分)

AIに渡すための材料を、箇条書きで簡単に整理します。

完璧でなくて構いません。

  • 繁忙期・閑散期:何月が忙しく、何月が落ち着くか
  • 業界のイベント:展示会、セミナー、業界団体の行事
  • 季節ごとのお客様のニーズ変化:「春は○○の相談が多い」など
  • 年間の商戦:決算期、年度替わり、GW、お盆、年末年始

【ステップ2】AIに年間カレンダーの作成を依頼する

以下のプロンプト例をカスタマイズして使いましょう。

【プロンプト例③:年間コンテンツカレンダー】

あなたはWebマーケティングのプロの編集者です。以下の情報をもとに、12か月分のコンテンツカレンダーを作成してください。
各月ごとに、ホームページに掲載するブログ記事のテーマを3〜4個ずつ提案してください。
各テーマには「タイトル案」と「なぜこの時期に書くべきか(1行)」を添えてください。

【業種】(例:歯科医院) 【主なお客様】(例:○○市周辺に住むファミリー層、高齢者)
【繁忙期】(例:春の学校歯科検診シーズン、年末の駆け込み治療)
【閑散期】(例:8月、1月) 【業界イベント】(例:6月は「歯と口の健康週間」、11月は「いい歯の日」)
【季節ごとのニーズ】(例:春=入学前の矯正相談、夏=子どもの虫歯予防、冬=年内に治療を終わらせたい需要)
【記事に盛り込みたいカテゴリ】FAQ記事、自院の強み紹介、業界ニュース解説、スタッフ紹介、地域情報

【ステップ3】出力されたカレンダーを整理・保存する

【ステップ3】出力されたカレンダーを整理・保存する

AIが出力した12か月分のテーマ一覧を、Googleスプレッドシートでも、Excelでも、紙に印刷して壁に貼るのでも構いません。

自分が一番見やすい方法で保存しましょう。

完成イメージ|歯科医院B院の年間カレンダー(抜粋)

テーマ例1テーマ例2テーマ例3
4月新生活で歯医者デビュー!初診の流れガイド入学前の歯並びチェックポイント春の口臭対策と舌ケア
5月GW明けに始める矯正相談のすすめ歯科検診で「要受診」と言われたらスタッフ紹介:衛生士○○
6月歯と口の健康週間 特別コラム梅雨時期の免疫低下と歯周病の関係よくある質問:ホワイトニングは痛い?
7月夏休みのお子様向け虫歯予防教室知覚過敏と冷たい飲み物の関係地域の夏祭り情報と休診のお知らせ

12か月×3〜4本で、年間36〜48本のテーマが一覧になります。

これだけのネタが手元にあれば、「何を書こう」と悩むことはもうありません。

年間カレンダー運用の3つのコツ

  1. 翌年は8割そのまま使い回せる——季節ネタやFAQは毎年使えます。毎年ゼロから作る必要はなく、年を重ねるほど楽になります
  2. カレンダーはあくまで「目安」——急なニュースや法改正があれば、臨機応変に差し替えてOKです。ガチガチに縛られる必要はありません
  3. テーマの種類を意識的に混ぜる——FAQ記事、自社の強み紹介、業界ニュースの解説、社員インタビュー、地域の話題、SNSにも展開できるネタなど、さまざまな種類を織り交ぜると読者が飽きません(それぞれの記事の作り方は別記事で詳しく紹介しています)

最強の運用フロー|年間カレンダー × 月次ネタ出し会議

最強の運用フロー|年間カレンダー × 月次ネタ出し会議

方法1と方法2は、組み合わせると最大の効果を発揮します。

理想的な運用フローはこうです。

① 年始(または年度初め)に、方法2で年間カレンダーを作る 所要時間はAIを使えば約30分。1年分のテーマの「大枠」が決まります。

② 毎月1日に、方法1でその月のテーマを微調整・確定する 年間カレンダーを見ながら、「今月はこの3本で行こう」と決めます。直近の出来事や社内の状況に合わせて差し替えてもOK。所要時間わずか10分。

③ あとは書くだけ 「何を書くか」はすでに決まっているので、あなたが使う時間は純粋に「書く作業」だけ。パソコンの前で悩む夜はもう終わりです。

このサイクルが回り始めると、ホームページの更新が「ストレスを感じる作業」から「淡々とこなすルーティン」に変わります。

まず今日やること——10分だけ、AIと話してみてください

まず今日やること

ここまで読んで「良さそうだけど、あとでやろう」と思った方。

その「あとで」が積み重なって今の状態になっています。だから、今日この1つだけやってみてください。

→ ChatGPTかClaudeを開いて、この記事のプロンプト例①をコピーし、自社の情報を書き換えて送信する。

10分後には、今月書くべきテーマ候補が10個、画面に並んでいるはずです。

その中から「これなら書ける」と思うものを3つ選ぶ。それだけで、今月のホームページ更新は半分終わったも同然です。

「何を書こう」と悩む時間をゼロにする仕組みは、たった10分で作れます。

よこぜき行政書士事務所