AIを使ってホームページの文章作成を楽にする3つの方法

「書けない」のは、文章力の問題ではありません

「書けない」のは、文章力の問題ではありません

「ホームページを更新しなきゃ」と思いながら、パソコンの前で1時間悩んで3行しか書けなかった——そんな経験はありませんか?

安心してください。

それは文章力がないからではありません。

「ゼロから文章を書こう」としているから手が止まるのです。

この記事でお伝えしたいのは、発想の転換です。

文章を"書く"のではなく、あなたが持っている素材を"渡す"

文章を"書く"のではなく、あなたが持っている素材を"渡す"だけでいい。

AIはあなたの代わりにゼロから考えるのではなく、あなたが持っている情報やネタを「読みやすい文章に変換する翻訳者」として働いてくれます。

あなたは毎日お客様と話し、自社のサービスを誰より理解しています。

つまり、コンテンツの"素材"はすでに頭の中にあるのです。

あとはその素材をAI(ChatGPTやClaudeなど)に渡す方法を知るだけ。

どちらのツールも無料プランで十分に使えますので、まずは気軽に試してみましょう。

これから紹介する3つの方法は、簡単な順に並んでいます。

まずは方法1だけ試してみてください。それだけで「自分にもできる」と実感できるはずです。

【方法1】箇条書きメモをAIに渡して文章にする(最も簡単)

【方法1】箇条書きメモをAIに渡して文章にする(最も簡単)

なぜ「箇条書きから」が最強なのか

手が止まる最大の原因は「いきなり文章にしようとする」ことです。

メモや箇条書きなら、誰でも書けます。

AIはその箇条書きを、ですます調のきれいな文章に変換してくれます。

箇条書きをAIで文章にする3ステップ

【ステップ1】伝えたいことを箇条書きで5〜10個書き出す

体言止めでも単語だけでもOKです。

順番もバラバラで構いません。

リフォーム会社の「キッチンリフォーム紹介」ページの場合を例に見てみましょう。

  • 施工実績300件以上
  • 最短3日で完了
  • ショールーム見学OK
  • 対面で打ち合わせ、要望を細かくヒアリング
  • 水回り専門のベテラン職人
  • 追加費用なし、見積もり明朗
  • 主婦目線の収納提案が好評
  • 近隣挨拶も当社が対応

【ステップ2】箇条書きとあわせてAIに指示を出す

箇条書きメモが出来たら、ChatGPTやClaudeを開いて、次のように話しかけるだけです。

あなたはリフォーム会社のWebサイト担当者です。
以下の箇条書きメモを、30〜50代の一戸建て持ち家の方に向けた、
です・ます調のWebページ用の文章に整えてください。
親しみやすく安心感のあるトーンでお願いします。

【箇条書きメモ】
- 施工実績300件以上
- 最短3日で完了
- ショールーム見学OK
(...以下略)

【ステップ3】出力された文章を自分の目でチェックする

AIが出してきた文章をそのまま使うのではなく、次の3つを確認してください。

  • 事実確認:数字や実績に間違いはないか
  • 言い回し:自社が普段使っている表現と合っているか
  • 伝わりやすさ:お客様が読んですんなり理解できるか

事実と違う部分を直し、自社らしい言葉に置き換えれば完成です。

ビフォーアフター例

ビフォーアフター例

それでは、具体的に箇条書きがどのような文章になるのかを見てみましょう。

ビフォー(箇条書きメモ)

施工実績300件以上 / 最短3日で完了 / 追加費用なし

アフター(AI変換後 → 自分で微調整した文章)

当社はこれまでに300件以上のキッチンリフォームをお手伝いしてまいりました。

最短3日で工事が完了するため、長期間キッチンが使えないというご不安もありません。

お見積もり後の追加費用は一切いただいておりませんので、安心してご相談ください。

この方法だけで、サービス紹介・設備紹介・アクセス案内の補足など、多くのページを作ることができます。

【方法2】AIに「こんな記事を書きたい」と相談して下書きを作る

【方法2】AIに「こんな記事を書きたい」と相談して下書きを作る

「何を書くかは決まっているが、どう構成すればいいかわからない」とき

テーマはあるのに書き出せない。

それは構成(どんな順番で何を伝えるか)が見えていないだけです。

AIに3つのことを伝えれば、構成案を提案してくれます。

  • 誰に向けて書くのか
  • 何を伝えたいのか
  • どんな目的でその記事を書くのか

AI相談して文章にする5ステップ

【ステップ1】テーマと目的をAIに伝える

まずは、以下のようにあなたの目的をAIに伝えて、文章の構成案をつくってもらいます。

学習塾を経営しています。
「中学1年生の保護者」に向けて、「夏期講習の案内」を書きたいです。
目的は、問い合わせを増やすことです。
この記事の構成案を考えてください。

【ステップ2】AIが提案する構成案を確認する

AIが「導入→夏期講習の特徴→スケジュール→よくある質問→お問い合わせ」のような構成を提案してくれます。

【ステップ3】構成を修正・追加する

出てきた構成を見て、「うちは少人数制が売りだから、そこを厚めにしたい」「料金の説明も入れてほしい」など、気になる点をそのまま伝えてください。

AIは追加の指示に応じて構成を修正してくれます。

【ステップ4】構成をもとに下書きを依頼する

納得できる構成ができたら、以下のように文章作成のプロンプトで指示します。

この構成で、保護者に安心感を持ってもらえるような「です・ます調」の文章を書いてください。
各セクション200文字程度でお願いします。

【ステップ5】自分の経験・具体例を書き加えて仕上げる

自分の経験・具体例を書き加えて仕上げる

ここが一番大事なポイントです。

AIの下書きをそのまま公開するのではなく、「去年の夏期講習で参加した生徒の8割が2学期の中間テストで成績アップしました」のような自社ならではの実績や具体的なエピソードを加えてください。

これが記事のオリジナリティになります。

このようにAIとのチャットを何往復かしながら仕上げていく「対話型」の使い方は、まるで優秀なアシスタントと打ち合わせしている感覚で進められます。

【方法3】チラシやパンフレットの文面をWeb用にリライトする

【方法3】チラシやパンフレットの文面をWeb用にリライトする

会社に眠っている"お宝素材"を活用する

過去に作ったチラシ、パンフレット、提案書、DM、展示会の配布資料——これらは、プロのデザイナーやライターがすでに内容を整理してくれた良質な素材です。

これをWebに活用しない手はありません。

なぜ紙の文面をそのまま載せてはいけないのか

紙とWebでは読まれ方が違います。

Webでは見出しで内容を判断して読み飛ばされるため、見出しを細かくつけること、一文を短くすること、結論を先に書くことが重要です。

AIはこの「紙→Web」への変換を得意としています。

チラシやパンフレットの文面をWeb用にリライトする3ステップ

チラシやパンフレットの文面をWeb用にリライトする3ステップ

【ステップ1】チラシの文面をテキスト化する

まずはチラシの文面をテキスト化します。

テキストでのデジタルデータがある場合は、コピペしてAIに渡します。

デジタルデータが無い場合はスマホでチラシを撮影してAI(ChatGPTやClaude)にそのまま画像を送れば文字を読み取ってくれますので、それをコピペします。

うまくいかない場合は手打ちでも構いません。

【ステップ2】リライトの指示を出す

テキストが出来たら、以下のようなプロンプトで指示します。

【チラシ文面】の下にテキストを貼り付けます。

以下は当社(花屋)のチラシに掲載している文面です。
これを、20〜40代の女性をターゲットにしたホームページのサービス紹介ページ用にリライトしてください。
です・ます調で、見出しをつけて、一文は60文字以内にしてください。

【チラシ文面】
(ここにチラシのテキストを貼り付け)

【ステップ3】確認・修正し、追加コンテンツに展開する

1枚のチラシから、次のように複数のコンテンツに展開できます。

  • ホームページのサービス紹介ページ
  • ブログ記事(例:「季節のアレンジメント選び方ガイド」)
  • SNS投稿文(Instagram用の短い紹介文)

例えばAIに「この内容をInstagram投稿用に100文字で要約してください」と追加で指示すればInstagram用の短い紹介文が出来ます。

ビフォーアフター例

それでは、具体的にどのような文章になるのかを見てみましょう。

ビフォー(チラシ文面)

創業30年の信頼と実績! お祝い・お供え・毎日のお花、何でもおまかせ! TEL: 06-XXXX-XXXX

アフター(Web用リライト後)

創業30年、地域のお客様に選ばれ続けている花屋です。お祝いのアレンジメントからお供えの花束、ご自宅用の季節の花まで幅広くご用意しています。ご予算やイメージをお伝えいただければ、スタッフがぴったりの一束をお作りします。

AIの出力を「そのまま公開」しないための最終チェック

AIの出力を「そのまま公開」しないための最終チェック

AIは非常に便利ですが、万能ではありません。

出力をそのまま公開すると、事実と違う情報が混ざったり、どこかで見たような無個性な文章になったりするリスクがあります。

必ず公開前に以下を確認してください。

  • 数字・固有名詞・サービス内容に誤りがないか
  • 表現が不自然な箇所はないか
  • 自社ならではの言い回し・事例が入っているか

もしAIの出力が期待と違ったら、遠慮なく「もっと柔らかい表現にしてください」「具体例を入れてください」と追加で指示を出してみてください。

具体的に伝えるほど精度が上がります。

まず今日やること

まず今日やること

この記事を読み終えたら、まず1つだけやってみてください。

自社のサービスや商品の特徴を、箇条書きで5つ書き出す。

紙でもスマホのメモでも構いません。

それをChatGPTやClaudeに渡して「Webページ用の文章にしてください」と伝えるだけ。

5分で最初のコンテンツが生まれます。

文章を"書く"必要はありません。

素材を"渡す"だけでいいので、やってみてください。

よこぜき行政書士事務所