[最終更新日]2015/08/28
私が起業をしてすぐの頃、自分で事業をする楽しさで充実した日々を過ごしていたのですが、お客さんが全くいなかったので、収入がないことに漠然とした不安を持っていたのも事実です。
いくら楽しくても、やっぱり不安を感じてネガティブな考えになったりするときもありますよね。
そんな時期に、禅の話の本を読んでいて、ある歌を知って、思わず噴き出してしまいました。
幸せは弥生三月花の頃 おまえ十九でわしゃ二十歳 死なぬ子三人親孝行
使って減らぬ金百両 死んでも命があるように
「ははは、何か悩んでるのがアホらしくなってきたな。いつかこんな人生をおくれるように信じて、頑張って自分の事業を作り上げていかなきゃ」と、この歌を見て、将来の不安のようなモヤモヤが吹き飛んでしまった経験があります。
この歌は、「人間、欲深くなってはいけませんよ」という具合に仏教の説法でもよく引用されるみたいなのですが、私はこの歌をみて、欲深さよりも、スーパーポジティブな考えだなあ、と感じたのです。
人はそれぞれすごく些細な何かのきっかけが、考え方や生き方の転機になることがあるのだと思います。私の場合は、説法で欲深くならないように引用されている歌を、何故か自己流の解釈で「前向きな生き方な歌」と解釈して、この歌でそれまでの不安が吹っ切れてしまいました(笑)
新たに会社を設立して起業をされる方は、いろいろな事情があると思います。年齢も性別も資産も行う事業も違う、それぞれの事情の中では、起業してからの悩みもそれぞれだと思います。
私の起業しての経験ですが、悩み事はいつか解決します。現在起業して6年ですが、6年間続いている悩みはありません。
いつか解決するのであれば、そんなに深刻に考えなくてもいいかな、くらいに考えた方が、気が楽になって、良い方向に進んでいくこともあります。
みなさんも起業して、会社を経営されていく上で、不安や悩みを抱えられることもあると思いますが、そういったお客様が悩まれている時にこそ、何かご相談にのれるような行政書士になりたいと思っています。

行政書士 横関雅彦

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